西脇小学校改修プロジェクト
昭和12年に竣工し、兵庫県の景観条例に基づく景観形成重要建造物に指定されている、西脇市立西脇小学校における木造校舎の保全、改修プロジェクトです。
現在の教室棟は3棟の木造校舎(2階建て)と1棟のRC校舎(3階建て)で構成されていますが、木造校舎の断熱・防音性能、避難経路などの問題や、児童数が減少する中で地域へ開放する機能・スペースの創設など将来を見据えた施策が必要になっています。
そこで、神戸大学、組織設計事務所、西脇市教育委員会、西脇小学校などで構成されるチームを神戸大学大学院工学研究科の遠藤研究室と槻橋研究室の学生がサポートさせて頂いています。
着工は2017年9月。3棟ある木造校舎を順次改修していき、ランドスケープまで含めた竣工は3年後の予定となっています。
説明会とトークセッションの様子
渡り廊下の柱脚接続部原寸モデル
ランドスケープのスタディ模型
遠藤研究室としては、2015年10月頃から新設の渡り廊下部分やランドスケープ計画のスタディ模型の作成が始まり、2016年5月に「第一回 西脇小学校改修基本計画・基本設計 経過報告会」が開催された際には、展示する模型やパネルの作成、会場のセッティングなどを行いました。同年11月には、基本計画・基本設計の報告並びに第一回で市民の方から頂いた意見に対する応答を含んだ「第二回 西脇小学校改修基本計画・基本設計 報告会」が開催され、それに向けて外注模型の手配やパネルの更新を行いました。
■西脇小学校改修基本計画・基本設計 経過報告会
会場:西脇市生活文化総合センター
会期:2016年5月15日、11月26日
主催:西脇市教育委員会
協力:神戸大学 西脇小学校基本計画・設計受託研究チーム
設営協力:神戸大学遠藤研究室・槻橋研究室
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