アジールフロッタン再生展(東京・ASJ東京)
ル・コルビュジェによる『アジ―ル・フロッタン(=浮かぶ避難所)』を再生するプロジェクトの一環として「ASILE FLOTTANT再生展」が開催されました。
東京・横浜・大阪・下関と続く巡回展の第一弾となる展示会で、8/5-8/22の開催期間(プレイベントとして8/4に特別シンポジウムを開催)に渡って、多くのお客様にご来場頂きました。
アジ―ル・フロッタンは、現在パリ・ノートルダム聖堂よりセーヌ川を1㎞上流へと遡った地点に係留されており、戦時中に使用されていたコンクリート造の箱型の船体に柱・屋根・水平窓を増築する事で、近代建築としての理想的内部空間を実現しています。遠藤研究室では、この船体を1/5スケールで再現したモデルの監修・組み立てや、その他展示物の作成、会場設営などを行いました。
会場にはパネルや模型だけでなく、映像や、ホンマタカシによる写真も展示されました。
また、8/4には修復事業主の一人、ミシェル・カンタル・デュパール氏をパリより招聘しての特別レクチャー及び五十嵐太郎、佐藤知久、遠藤秀平によるシンポジウムを開催、8/19には五十嵐太郎、マニュエル・タルディッツ、遠藤秀平によるトークイベントも行われました。
「アジ―ル・フロッタン」というル・コルビュジェの浮かぶ建築について、より興味深く感じて頂けたのではないでしょうか。
■「ASILE FLOTTANT再生展」(東京展)
会場:ASJ TOKYO CELL
会期:2017年8月5日-8月22日
主催:遠藤秀平建築研究所
共催:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン
企画:アジール・フロッタン再生展実行委員会
プロデューサー:遠藤秀平(建築家・神戸大学教授)
特別協力:ル・コルビュジエ財団 アロイ 神戸大学遠藤秀平研究室
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